グラフィックボードを増設する場合、もっとも一般的なのはオンボードの状態から
グラフィックボードを新たに増設するケースです。
既存のグラフィックボードを交換する場合に比べて、手順や考慮するポイントに
違いがあるのでここでは新しくグラフィックボードを増設する場合の方法や注意点
などをまとめています。
1・増設の前に
既存のグラフィックボード交換時と同じく、PC本体に用意されている接続スロットを
確認します。また、同様に取り付けるグラフィックボードが本体に干渉しないよう
グラフィックボードの大きさとPC内部の空きスペースをチェックしておきましょう。
取り付けるグラフィックボードの性能によってはPCの電源ユニットや冷却用のファン
についても交換が望ましい場合があります。
関連パーツの交換の必要性がわからない場合は、パーツショップの店員さんに
相談するなどしましょう。
2.増設方法
「グラフィックボードの交換」と同じく、PC電源を切り、ケーブル等をすべて外して
本体カバーを開けて、接続スロットにグラフィックボードを取り付けます。
ボードの種類によっては、別途補助電源ケーブルも接続する必要があります。
取り付け後、カバーを元に戻し電源ケーブル等を接続します。
このとき、ディスプレイは元からあった接続口ではなく増設したグラフィックボードの
出力端子に接続します。
BIOS画面を起動させ、取り付けたグラフィックボードに合わせた設定を行います。
(BIOSのビデオ設定を、グラフィックボード側が優先になるようにする必要があります。
マニュアルに従って設定してください)
OSを起動させ、交換時と同様に該当するドライバーをインストールします。
画面の解像度などを設定して作業完了です。
*取り付けたグラフィックボードの最新版をインストールしましょう。
3.注意点
グラフィックボード増設時は、増設前と増設後でディスプレイケーブルを接続する
場所が根本的に変わります。
「グラフィックボードは増設するがディスプレイは既存の物を使用する」という場合には
ディスプレイの入力端子とグラフィックボードの出力端子の形状があっていることを
確認しておく必要があります。
また、BIOSのビデオ設定を変更する必要があるので事前にPC本体のマニュアルと
グラフィックボードのマニュアルをよく読んでから作業しましょう。
オンボードの場合と比べて、消費電力が多くなるのと同時に発熱量も増えます。
非力なPCに増設する場合は、PCの電源ユニット、冷却ファンやCPUも交換しなければ
グラフィックボード本来の性能が生かせないケースもあります。
4.効果
グラフィックボードの増設により、それまで表示ができなかった高画質動画や
ハイビジョン画質などを快適に楽しめるようになります。
また、Windows VistaのAero機能は、それなりのグラフィック機能が必要なので
使用しているPCのOSをWindows Vistaにアップグレードした時にはグラフィックボードを
併せて増設することで、Vista本来の機能を生かせることができます。
また、グラフィックボード増設に合わせてディスプレイも性能の良いものに交換する場合は
HDCPという著作権保護技術に対応したグラフィックボードとディスプレイを用意すれば
デジタルテレビ放送やBlue-rayなどの高画質映像をデジタルで入出力し、本来の画質を
楽しむことができます。